進行・とーまれ!

夫さまは5年生存率30%の「特発性間質性肺炎」。病気とのお付き合いを記録します。

代替療法はどう思います?

ブログの内容、特発性間質性肺炎のことより、環境や全般的な体調についてが多いです。

何しろ、病院では検査をするだけなもので。

ステロイドは肺の線維化自体にはよくないし、急性増悪していないので現状必要ないだろうと。

抗線維化薬はいっとき勧められましたが今は様子見になっています。

病状に対しては、ひたすら中医師が処方してくれる生薬を煎じて服用しているところで。

呼吸法や肺を広げる運動は不真面目、というか・・・私の見える範囲では夫がしているところを見かけません。やっているのかもしれませんし、やっていないのかもしれませんし。

こうして、できることがあまりないまま、肺以外の体調で辛さが増えていき、いろいろなものにすがっています。

家庭温感療法(イトウテルミー)

昨年11月から家庭温感療法をしています。

といっても、ほんの数回です。

温感療法ときくと、ガン治療に使われている温熱療法(ハイパーサーミア)が思い浮かぶかもしれません。そちらは電磁波でがん組織を加熱し、熱に弱いがん細胞を死滅させる治療法です。免疫力アップの効果があるようです。

夫さまが試したのは、イトウテルミーという伝統的民間療法です。

「テルミー」はギリシャ語で「温熱を利用した療法」です。

https://www.ito-thermie.or.jp/remedy/

数年前、大好きな友人のご主人が肺がんで亡くなりました。

そのご主人のために友人が覚えた療法で、痛みが和らぎ気持ちがよくなると、ご主人もみようみまねで施術したと聞いていました。夫さまの痛みで疲れた様子をみたとき、ふと、この友人のことが思い浮かびました。

注意

・病気が治ると謳ってはいないです。

・イトオテルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないようにとの注意書きがあります。

腰痛、というか腰部脊柱管狭窄と思うのです

大腿骨がちりちり痛くて夜中に目が覚めるそうです。

朝なのに疲れた顔で、とても辛そう。

痛みで身体に力が入り筋肉が張っているようにみえます。

緊張とストレスで交感神経が活躍していそうです。

腰痛で痛み止めを服用することになると

辛い思いをして、なんとかやめた頭痛薬と同じような薬のはず。

痛みどめは、いずれ似たような薬を使うことになるにしても、今、腰痛を治せないうえに副作用として間質性肺炎の心配がある薬を服用させたくないです。

ottosama.hatenablog.com

www.goninnkorekara.com

 

テルミー体験

会員になり、やり方を教わり、11月やってみました。

テルミー線にはもぐさが入っています。

夫さまは、お灸で嫌な思いをしたことがあるらしく、のってこないと思っていたら、よほど辛かったのかやってみると。

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Hanjörg ScherzerによるPixabayからの画像

ただ、煙やにおいに敏感なので窓を開け、火付けは別の部屋でするなど工夫して、ほんの少しのお試しから。

とても気持ちがよくて楽になったと。

これで少し調子がよくなるかもと大喜び!

またやろうと、調子にのり3回目のとき、

煙を吸い込まないように、そのときもうつ伏せにして施術していました。

終わってから座って会話して煙を吸ってしまいました。油断しました(-_-;)

ひどい咳き込みになり、しばらく窓を開け放し、わたしは気にならないレベルなのですが、夫さまは気になり、翌日も窓を開け放していたのですがその後3日ぐらい体調とご機嫌が悪くなりました。

その後、テルミーの話は避けていました。

ほとぼりが冷めて体調も落ち着いたころ、2階の空き部屋の入り口を覆ったらどう? と声をかけてみました。

前、よほど気持ちがよかったらしくやることに。

入口に布を下げ、ビニールでカバーし身体は部屋の中、顔は部屋の外で酸素吸入しながら。

終わったら這うように階段を下りていくようにして。

少しずつバージョンアップしながら、煙が部屋から逃げないようにできるようになりました。

と言っても、まだ数回です。

やはり、痛みがとても楽になるそうです。

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今はこれより密閉度があげ、ビニールを内側、布を外側に

 代替療法を考えるとき

医療者から反対されることや、知人からあわれまれることがある代替療法

その反応は善意からなので、ありがたくおききします。

でも、決めるのは患者本人ですよね。

西洋の医療のほかに、何かできないかと情報を集め、やってみようかと迷うときの参考に2つ紹介します。

 

ひとつは、

『もしも、がんが再発したら—[患者必携]本人と家族に伝えたいこと』
(編著:国立がん研究センターがん対策情報センター 発行:英治出版

https://ganjoho.jp/data/public/qa_links/hikkei/saihatsu/files/Saihatsu_8.pdf#search='%E4%BB%A3%E6%9B%BF%E3%81%88%E7%99%82%E6%B3%95%E3%81%A8%E3%81%AF'

これは、ガンの治療についてです。

書籍もあります。

 

特発性間質性肺炎は、進行していくところ、命が脅かされるところ、治すことの難しさ、進行を遅らせる薬の副作用という面で共通点があるので紹介しました。

内容は、様々な療法があるので、それが本当に役立つものなのか、安全で今の治療や体調に害を及ぼさないかよく考えましょうというお勧めです。

だまされることもあるので、警笛としてありがたいと思います。

でも

この中の一文に「この補完代替療法は、本当に自分にとって負担になっていないか。お金や時間、快適さの点で無理をしているところはないか。」というのがあります。

あれあれ? って思いました。

多くの方は、体調が悪くなり病気がわかった時点で・・・

つまり、代替療法を考えるころにはお金や時間、快適さの点で無理をしていない人っていないと思うのですけど。そう思うと何もできないことになります。

もうひとつは、

ホリスティック医学についてです。健康増進の概念なので、今身体の病気に向き合っているときに、具体的に何か役に立つという情報ではありません。

でも、ちょっと立ち止まって今の状態を考える助けになると思います。

ホームページから抜粋しますのでご興味をもたれた方は下記からどうぞ。

ホリスティック医学とは・・・精神・身体・環境がほどよく調和し、与えられている条件において最良 のクオリティ・オブ・ライフ(生の質)を得ている状態 』を健康と考える、より積極的な状態のことです・・・

<ホリスティック医学の定義>
1. ホリスティック(全的)な健康観に立脚する
2. 自然治癒力を癒しの原点におく
3. 患者が自ら癒し、治療者は援助する
4. 様々な治療法を選択・統合し、最も適切な治療を行う
5. 病の深い意味に気づき自己実現をめざす

 NPO法人 日本ホリスティック医学

 まとめ

まとまらないです(笑)

サプリも含め、様々な療法があります。

私は、いいとか悪いとかそんな単純ではないと思うのです。

いろんな病状、いろんな状況があって

決めるのは患者本人と書きましたが、決められる患者ばかりではないです

身近な人でも強く意見を言えるとは限らないし

集まる情報の信憑性は100%ではないし

予期せぬお金もかかるし

世話をする人の状況にもよるし

ただ、本人が考えること、みんなで考えることは意味があるなぁと。

それくらい・・・。

残念ながら、うちは皆で考えてはいないのですが(..)

皆さんはいかがなのでしょう・・・