進行・とーまれ!

夫さまは5年生存率30%の「特発性間質性肺炎」。病気とのお付き合いを記録します。

モラハラのなりの果て

「今日の晩御飯なに?」

「うん、鶏丼」

普通の会話ですよね。

わたし、言っちゃいました。

「どうせ食べないでしょ」

 妻の怒り小噴火

夫さま:

「どうしてたべれないのかな、

横になっているとお腹すいたかんじはあるんだけど」

わたし:

「気もちゆったりするのが一番いいと思うけど、

座ると食欲なくなるのよね

もともといろいろ気になる人だし

それ人間かわらないと無理~

わたしの作ったものは食べないし

お店に売っているのしか食べないから

わたしには、もうどうにもできません

アイス買ったら中に練乳入っているからって食べないし

飴はすっぱいっていうからはちみつ100%買ったらくどいとか言うし

煮物は食べないし

魚はいやいや食べてはくれるけれど嫌でしょ

肉も食べないし

味噌汁のほんの少しで具なしよね

スープもいやってうし

いももかぼちゃも嫌よね

麺類もインスタントラーメンは食べるけどわたしの作ったのはのど通らないもね」

たたみかけるように言い続けました

そして、最後にひとこと

「何か食べたいのある? あったら作るけど」

夫さま:「いらない」って思いっきり不機嫌に

わたし:「はぁい」って離れました。

 妻の怒り中噴火

これほんとのことなんです。

もともと、細かいことにうるさい人ですが

病気になって食欲が落ちてきてから

前にも増してこまかくて

お店で買ってきた海苔巻食べられたのでわたしも作りました。

おいしく作れたときもありましたが、あるときのは酢が強くて。

それからはわたしの作った海苔巻食べません。

それとか、エンシュアを飲んでいますが、牛乳飲んだときみたいに胃に膜が張るかんじでお腹に溜まるらしく、何かと一緒じゃなきゃ無理って言っていました。

水とかすっきりしそうなものと一緒ってことねとわたしは答えて

こういう会話の2時間後くらい

食卓テーブルに夫さまが座っています。

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シャトレーゼの飲むふる / エンシュア

 ふとみるとテーブルの上にエンシュアと飲むヨーグルトが。

夫さま:(すごい嫌そうな顔して)「これヨーグルト」

わたし:「あー、すっきりしてないってことね」

ワンテンポ感情が遅れることがあるわたし、

しばらくしてから

フツフツと怒りが

でてきたのはもともとの不信感

あのねー、自分でパッケージ確認してよ

飲めそうなものいろいろ探して買ってきているの

自分で冷蔵庫からだしたんだから、人のせいにするのやめて!

 毎日こんなかんじです。

思い出して書いていたら、これはわたしも溜まってくるわ

でも、相手は病人

罪悪感わいてくるんですよね。

それに、相手の一言に対して、わたしの責め言葉の多いこと 。

どうせ文句言うなら、夫さまが元気なときにもっと言えばよかった。

相手が弱ってきているときに、言いたい放題するって卑怯かな。

今、からだの辛さで食べるのもたいへんなのはわかるけれど

わたしから出てきたのは、もともとの不信感

あーあ、やっちゃったかな

認知症の介護している方は毎日似たようなものかな?

今日は、何度目かの逃げたい気分

モラハラのなりのはて

咳込みの音が勘にさわる

わざとらしく聞こえてしまって

でも、夜ご飯ができたので呼びました。

怒ってこないかと思ったら食べに来ました!

そうしたら、鶏丼少し食べるんです。

ごはん、いつもより多く食べて。

苦しいとか、

たべなければ良かったとか、

いつもブツブツ文句を言うのに、おかわりしてます。

この人、よっぽど気が強いのね。

食べられないはずなのに食べている(-_-メ)

苦しくて食べられないこと、わたしは理解しているつもりで、

相当無理している

吐かなければいいけどと思ってみていました。

夫さま「さっきは機嫌悪くしてごめんね」

えー??? びっくり、そうきたか

モラハラのなりの果ては、お優しい言葉でした

それでも一緒に生活 

機嫌悪くした後のお詫びメッセージは、結婚前みたい

わたしに気を使っていたとき

この謝りを真に受けて、この人は悪い人じゃない。

これ、DVみたいなものです

傷付けたあと、本当は大事に思っているって謝るの。

彼の場合、策略ではないんです。

闇が深いわ

本人、わざとモラハラしていないから変わりようがない

気付かない

ついでに、なんだか、こちらが申しわけない気がきてしまう

相手に悪意がないから

そうしてここまで別れずにいて。

赤ちゃん返りではないけれど昔に戻ってきている。

命が短いきざしではないですよね。

病気になって申しわけない

何かしてあげたいのにできなくて辛い

夫さまこんなようなこと言っていました

とりあえず、たまに、がっつり言ったのは良かったことにしておきますか。

でも、わたしの罪悪感、抑うつ感は半端なかったです。

わたしのこころの毒気で熱が出て

神さまにごめんなさいをして

一晩寝たら落ち着きました。

 

読んでくださりありがとうございました。